「Indeedと同じ文面をWantedlyにも掲載したのに、なぜか応募が来ない」——これはWantedlyの仕組みを理解せずに求人票を作った企業によくある悩みです。Wantedlyは給与を掲載できないという特徴的な仕様を持ち、条件訴求ではなくストーリー訴求で応募者の心を動かす媒体です。本記事ではIndeedとの違いを踏まえた上で、Wantedlyで応募が来る求人票の書き方を解説します。
目次
Indeedは求人検索エンジンであり、求職者は給与・勤務地・雇用形態などの条件で絞り込んで求人を探します。一方Wantedlyは「共感採用」を掲げるプラットフォームで、給与欄自体が存在せず、「なぜこの事業をやっているのか」というビジョンやストーリーで応募者を惹きつける設計になっています。この根本的な違いを理解しないまま同じ原稿を使い回すと、どちらの媒体でも成果が出にくくなります。
| 項目 | Indeed | Wantedly |
|---|---|---|
| 給与の記載 | 必須(具体的な金額) | 掲載不可(面談・面接で提示) |
| 応募までの導線 | 求人票→応募(直接的) | 「話を聞きに行きたい」ボタン(カジュアル面談から) |
| 重視される内容 | 条件の網羅性・検索キーワード | ストーリー・ビジョン・人柄 |
| 向いている職種 | 事務・販売・製造など幅広い職種 | エンジニア・デザイナー・企画職 |
Wantedlyで反応が良い求人票には、共通する構成パターンがあります。条件を並べるのではなく、次の順番でストーリーを展開します。
「なぜこの事業をやっているのか」という創業・事業の背景を語る
「今どんな課題に向き合っているのか」を具体的なエピソードで示す
「入社したらどんな役割を担うのか」をチームの視点で描く
「どんな人と働きたいか」をカルチャーフィットの観点で伝える
「まずは話だけでも」という低いハードルで応募を促す
Indeed向けの条件訴求をそのままWantedlyに転用すると、共感を得られず流し読みされてしまいます。同じ募集内容でも、伝え方を変えるだけで反応が大きく変わります。
条件訴求(Indeed向け・Wantedlyでは反応が薄い)
Webエンジニア募集。フルリモート可。使用言語:TypeScript、React。要2年以上の実務経験。
ストーリー訴求(Wantedly向け)
「地方の中小企業にもITの力を届けたい」——そんな想いで創業して3年。今、導入企業が100社を超え、次のフェーズに向けてプロダクトを作り直しています。この「作り直し」を最初から一緒に設計してくれるエンジニアを探しています。技術選定から関われる裁量の大きさが今のチームの魅力です。まずはカジュアルにお話ししませんか。
同じ募集内容から、Indeed向けの条件訴求とWantedly向けのストーリー訴求をそれぞれ最適化して自動生成。媒体ごとの書き分けにかかる時間を大幅に削減できます。
無料で試してみるWantedlyの一覧画面では見出し(ストーリータイトル)がクリック率を大きく左右します。職種名だけの見出しは埋もれてしまうため、次のような要素を組み合わせます。
数字で興味を引く
「導入企業100社突破」「メンバー3人→15人に急成長中」など、勢いが伝わる数字を入れる。
課題・ミッションを見出しに入れる
「地方DXの遅れを、エンジニア5人で解決する」のように、事業の意義を一言で伝える。
「〇〇な人へ」という呼びかけ型にする
「裁量を持って技術選定からやりたい人へ」のように、読み手を主語にすると自分ごと化しやすい。
WantedlyとIndeedは求職者の探し方も、心を動かすポイントもまったく異なります。Indeedには条件の網羅性を、Wantedlyにはストーリーとカルチャーフィットを——媒体特性に合わせて書き分けることが、限られた採用リソースで最大の成果を出す近道です。